サンブロップのやつ

あれするやつです。ゲームとか、システムとか

ポケモンバトルをはじめてみませんか 育成編

友人向け

用語の話

自分がよく「HがV?AがV?」など言いますがVは後から説明するので置いといて「HとかAってなに?」ってまず思うのでそれを説明します。

ゲーム表記 略称 覚え方
HP H Hit point
こうげき A Attack
ぼうぎょ B 防御のB、Block、もしくはABCDの並び
とくこう C Special Atk、もしくはABCDの並び
とくぼう D Mind、もしくはABCDの並び
すばやさ S Speed 素早さのS

由来は単語ではなく、昔使われていたチェッカーツールがあったサイトがこの表記なので日本だとこれが主流。ただ、覚え方的にHS以外はステータスの並びで見たほうがわかりやすいと思います。
使われ方は「HASがV」(HP、攻撃、素早さがさいこう)はもちろん、「Dがたかい」(とくぼうが高い)など普通に略称で使います。

3値とせいかくを理解しよう

これは基礎中の基礎です。
3値というのは「種族値」「個体値」「努力値」という3つを指し、せいかくはそのままポケモンのせいかくを指します。
この3値+せいかくでポケモンのステータスが決まります。

種族値

ポケモンの種類によって決まっている数値です。
例えば、サーナイトは物理攻撃より特殊攻撃のほうが強い。ブラッキーは遅いし攻撃力もそこそこだけどめちゃくちゃ堅い等、ポケモンの種類で強さが違います。
これはゲーム内でもグラフで表示されており大凡は把握できますが、しっかりとした数値でみるには攻略サイトを見るほうがいいですし、企業型のゲーム攻略サイトでも最低限表示はされています。

個体値

卵を孵化させまくってる理由です。ジャッジ機能の解放により大凡は知ることが可能になります。
0~31の32段階あり、32進数で表示されます。なので最高値が32進数の32番めの値Vで「さいこう」のことをVといいます。
細かい計算は省きますが個体値はLv50の時点で2高くなるとステータスとしては1高くなると思ってもらえばOKです。
逆に0は「0」と言ったり「逆V」といったりします。(書いている時に0といったら誤解を招く場合は逆Vとか最低値とかいうことはありますね。)
「ぎんのおうかん」「きんのおうかん」で最高値にすることが可能。

努力値

育成方針です。実は初代からなのですが、ポケモンは倒したポケモンによって成長するパラメータが変わります。
他のゲームでいうと「ステ振り」といわれるもので、510までプレイヤーが倒すポケモンや与える道具を使うことで好きに振り分けることができます。
しかし、各ステータス毎に252までしか振り分けることができないので、大体は「攻撃」か「特攻」に252、素早さか防御面の3ステータスに252振り分けるか、調整で振り分けるということをします。
計算はいろいろありますが、数値は8につきステータスでは1加算されると思ってもらえばOKです。

せいかく

ポケモンのステータスに補正をかけてくれます。
これはステータス画面でどこに補正がかかってるかわかります。
たとえば「ようき」だと「とくこう」と「すばやさ」と色がついていると思いますが、青が下がる(×0.9倍)、赤が上がり(×1.1倍)ますので、「とくこう」が下がり、「すばやさ」が上がります。
ミントで補正値を変更することが可能。

理想個体を手に入れよう(王冠とミントでスキップ可能)

Q.理想個体ってなに?
A.バトルに置いて必要なステータスを持ったポケモンです。

基本的には理想個体は4つあります。

  • 物理も特殊も両方使う場合は「6V」というHABCDSすべてが最高のポケモンを狙います。
  • 物理攻撃主体の場合は「5VC抜け」(C以外がさいこう)を狙います。「6V」でも構いません。
  • 特殊攻撃が主体の場合は「5VA0」(Aが0、それ以外がさいこう)を狙います。もしくはAを出来る限り0に近づけます。
  • また鈍足を生かした利用をする場合は「S0」を狙いますが、これはポケモンによって鈍足にする意図がいろいろあります。後でちょっとだけ説明します。

『特殊攻撃が主体の場合は「5VA0」(Aが0、それ以外がさいこう)を狙います。』はなんで?
って思う人いるでしょう。これは企業型攻略サイトの6V至上主義に毒された人間ほどそうおもうと思います。
まず「特殊攻撃しか打たないポケモン」において「こうげき」が高いということはデメリットでしかないからです。
ポケモンには「あいてのこうげき」を参照して効果を及ぼす技が存在します。

  • イカサマ(相手の攻撃力を参照し攻撃するあくタイプの技)
  • ちからをすいとる(相手の攻撃力を参照し回復する技)
  • こんらん(ダメージ判定はこんらんしたポケモンの攻撃力が参照されている)

(※パワーシェアという技もありますが使う相手も少ないため割愛)
下方修正を受ける性格でもVと0とでは13違い、この中でも現在流行っている耐久型の「ちからをすいとる」で13余分に回復されます。HPのステータスは努力値252振ることで31~32変わることを考えたら13余分に回復される大きさはわかっていただけるかと思います。
そしてこちらの「特殊攻撃しか打たないポケモン」において攻撃は完全な死にステータスなので出来る限り下げておいたほうが良いということですね。

また、素早さを0にする意味もしっかりあります。
代表的なのは素早さが遅い順に行動できるトリックルーム下で最初に行動できるようにですが、それ以外にもあり、例えばすなおレンタルパーティにいるギルガルドは最遅だと有利です。

ギルガルド HP A B C D S
シールドフォルム 60 50 140 50 140 60
ブレードフォルム 60 140 50 140 50 60

特性によって「攻撃するときはブレードフォルムに、防御(キングシールド)するときはシールドフォルム」になるという性能ですが、基本的には「シールドフォルムで攻撃を受け、ブレードフォルムの際の被弾を避ける」という運用になります。
なので、ギルガルドが1発で相手を倒せない限りは先行で攻撃してしまうと耐久面が低い状態で攻撃を受けてしまうので損だということですね。そのために一番遅くなるように調整し、出来る限り相手に抜かれるようにする風潮があります。(そんなの関係ねぇ!と最速で殴ってくるやつもいます。普通に攻撃能力も高いので。)

簡単におさらいしますと

  • 物理も特殊も両方撃つなら「6v」
  • 物理だけしか使わないなら「5VでCはなんでもいい」
  • 特殊しか使わないならなら「5VでAは出来る限り低く」
  • 鈍足を活かすプレイをするなら「S0」にする

6Vばっかいわれてますが使う技を考えて妥協もしたほうがいいですね。

また、せいかくも重要なステータスです。1.1倍の補正を考えると無視はできません。
倍率の補正がかかるので基本には低い値を補うような使い方よりも高い値を更に伸ばす使われ方をされやすいです。また、努力値が振られた後のステータスにこの補正が乗る関係上、ほとんどの場合においてせいかくの倍率が掛かる場所に252振ることになります。
最後の技構成や、ポケモンの役割にあったせいかくをしていることを「せいかく一致」といいます。
例えば、レイドバトルで物理攻撃しかしないザシアンは「いじっぱり」などの攻撃があがる補正、「ようき」などの攻撃が下がらず素早さが上がる補正のせいかくは「せいかく一致」ということになります。

この作業はおうかんとミントでスキップ可能になりました。
ただし、ミントはBP50と結構高いのでミントフルに使って育成はあまりコスパは良くないです。

努力値を振ろう(振り直そう)

理想個体を手に入れました。技も選びました。となったら次は努力値振りです。
これは細かい調整なしなら薬(タウリンインドメタシンなど)を使うだけで済んでしまうようになりました。昔は最大まで振ると255まで振られてしまった努力値も252で止まり、また今作から1ステータスに最大10個(努力値100)までしか薬を与えられなかったのが26個まで与えられるようになったからです。
53万円あれば努力値振りが済むようになりました。
努力値の細かい説明は上でしています。
また1桁単位の細かい調整は「●●のハネ」をつかうか、ポケモンを倒すことで調整できます。

ステータス 倒すポケモン
HP ホシガリス(+1、2番道路)ヨルノズク(+2、エンジンシティはずれ)
攻撃 カムカメ(+1、2番道路)
防御 タンドン(+1、3番道路)
特攻 ユキハミ(+1、8番道路)、ワイルドエリアのゴース、ナゾノクサ
特防 クスネ(+1、2番道路)
素早さ ココガラ(+1、2番道路)

ちょっとお金をケチるなら25個与えて+2は野生を狩っても良いです。また、ポケルスに感染していると得られる努力値が2倍になります。パワー系で+8(ポケルスで更に倍)などもありますが、基本的に1桁単位の調整ぐらいでしか使わないかな?と思いますので細かい調整は野生を狩るぐらいの気持ちで良いと思います。

さて、ストーリー攻略でつかったポケモンでバトルをしてもなかなか勝てませんよね。
これは殆どの場合、努力値の振られ方が倒すポケモンで決まってますので、ストーリー終了時点でいろんなポケモンを倒しておりバラバラだからです。もちろんステータスに依らない戦い方、相手の読み間違いなどで勝てるケースもありますが、安定して連勝とは中々いきません。
ストーリーで使用した子たちをおうかんで特訓し、ミントで性格一致にしてやり、努力値を振り直さなければなりません。
努力値はきのみで振り直すことが可能です。というか、きのみの説明に書いてあります。「基礎値が下がるがなつきやすくなる」きのみですね。ザロクのみ、ネコブのみ、タポルのみ、ロメのみ、ウブのみ、マトマのみがそれにあたります。一気に大量入手しにくいのでキャンプのカレーづくりなどで大量消費しないようにしましょう。

相性補完をしよう

パーティ構築編になるのですが、「ポケモン初心者だし何を基準に考えればいいの?」なりますよね。
そこでわかりやすい指標が「相性が補完されているか」になります。
ポケモンは6匹選んで見せあい、3匹を選んで戦いますので、ジムリーダーよろしく「草タイプで統一じゃい!」と言ってもほのおタイプ、ひこうタイプ、毒タイプが出てきた時点でかなり辛いです。
実際のケースでみていきましょう。
自分はやっぱりリザードンが好きなのでリザードンを主軸にして考えます。

この時点でリザードンが苦手とするポケモンはなにでしょうか。
まず防御面では4倍弱点のいわ。2倍弱点のみず、でんき。
そして攻撃面ではだいもんじエアスラッシュが効きにくい、ほのお、みず、でんき、ドラゴン。
まず防御面ですが、「いわ、みず、でんきにつよいポケモン」が存在します。ナットレイです。
ナットレイはその3つすべてを半減します。

また、ナットレイは4倍弱点のほのお、2倍弱点のかくとうが苦手ですが、リザードンはその両方を半減できます。この二体で防御面はどうにかなりそうですね。
では、攻撃面です。ナットレイが加わった事で「みず」は苦手ではなくなりましたが、依然としてほのお、でんき、ドラゴンに対して有効な技がありません。
しかしポケモンは技を4つ覚えます。ここでリザードンに「りゅうのはどう」を覚えさせましょう。すると「ドラゴン」に対して有効打ができます。
残りのほのおとでんきですが、この2つには共通の弱点があります。そう、「じめん」タイプですね。しかしじめんタイプにも弱点があります。「ひこう」と特性「ふゆう」を持つポケモンにはじしんはあたりません。でもそんな問題もないポケモンがいます。それが特性「かたやぶり」をもつ「ドリュウズ」です。

これで一通り相性補完ができた組み合わせとなるでしょう。

ただ、ポケモンは複数のタイプを持つので、例えばこの組み合わせなら非常にドサイドン(岩技、地面技、格闘技を打てて耐久も高い)や、ヒートロトム(スカーフを使うことでこの3匹より早くなり全員に効果抜群技を打てる)で崩されてしまいますから、6匹総合して隙を出来る限りなくすのが目的になります。
まずはこのような考え方で自分だけの最強パーティを組んでフリーマッチなりランクマッチなりインターネット大会なり参加するのがいいのではないでしょうか。

書いてて思ったこと

昔これと同じようなことをmixiやってたときにも書こうとしたのですが挫折した。
その理由が「めざめるパワーのタイプの関係で特殊型の理想値は異なる」ということ。
めざめるパワーが廃止されて本当に良かった(と同時にアンノーンは死んだ)
自分がいつまでも第3世代で使っていたゲンガーを引っ張り回して使ってる理由の一つなので本当に良かった。(他の子達は夢特性などの関係で4世代でお眠りについた。)